2013年2月19日火曜日

[FFmpeg]FFmpegをVisualStudioでコンパイル→デバッグする

厳密にはLibav。Visual Studio 2012 Expressを使ってコンパイル→デバッグができたのでメモ。

おそらくFFmpegでも同じ方法でビルドできるはず。

※Libavは2011年にFFmpegからforkされたプロジェクト

下記の手順を参考に行った。

http://libav.org/platform.html
  1. 必要なものをダウンロードする
  2. c99-to-c89

    https://github.com/libav/c99-to-c89/
    http://download.videolan.org/pub/contrib/c99-to-c89/(バイナリ)

    msinttypes

    http://code.google.com/p/msinttypes/

    MSYS

    http://www.mingw.org/

    Yasm

    http://yasm.tortall.net/
  3. makedef、c99wrap.exe、c99conv.exe、yasm.exeにパスを通しておく(環境変数PATHに追加)
  4. VisualStudioコマンドプロンプトからmsys.batを実行
  5. Libavのディレクトリに移動して下記のコマンドを実行
  6. $ ./configure --toolchain=msvc --extra-cflags="-I../path" --extra-ldflags="-DEBUG"
    

    --extra-cflagsでmsinttypesのheaderへのインクルードパス(-I)を設定

    --extra-ldflagsで.pdbファイルを生成する設定(-DEBUG)

  7. makeする
  8. $ make
    

    【注意】 設定によってMSYSのlink.exeがMSVCのlink.exeの代わりに使われることがある。 その場合はMSYSのlink.exeの優先度を下げるか、リネームなどしておく。

  9. 出来上がったavconv.exeとavprove.exeをVisualStudioでデバッグできることを確認する
  10. 「ファイル」→「プロジェクト」から実行ファイルを指定すればそのデバッグができる。 ステップ実行や変数の中身の確認ができればOK。

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